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東京都庭園美術館とクリスチャン・ボルタンスキー



目黒の東京都庭園美術館は、元は戦前に皇族の朝香宮が建てたアールデコ様式の邸宅です。
外観はシンプルですが、内装は凝った意匠や高価な材料が使われた優雅な空間で、建築当時のアールデコの様式美が魅力で、戦前の皇族の華麗な生活が伺えます。
随分前に何度か訪れた記憶があり、どんな展覧会が行われたか殆ど覚えていませが、近代美術までの作品展示が多かった印象が。


ネットの展覧会案内を見たら「クリスチャン・ボルタンスキー アミタス─さざめく亡霊たち」という展覧会を開催中。


161120.jpg


クリスチャン・ボルタンスキーの名前は、様々なスタイルで表現する現代美術家としてなんとなく知っていましたが代表作が浮かびません。
時代を感じる東京都庭園美術館と現代美術家ボルタンスキーの組み合わせが面白そうなので、殆ど予備知識無しに出かけてきました。


館内に入ると玄関から書斎、食堂と趣向を凝らした内装の部屋が続きますが、具体的な作品らしいものは見当たりません。
背景にセリフのようなひとり言のような音声がひそやかに鳴っているので、ようやく音そのものが作品だと分かりました。
「亡霊のささやき」という作品でした。


2階へ上がると暗い部屋の中に骸骨の影絵がゆらゆらと揺れています「影の劇場」。
他の部屋では心臓の鼓動音が鳴り響き、赤いライトの光が強弱を繰り返しています「心臓音」。
本館の展示作品はこれだけで、アールデコの室内空間と奇妙に溶け合い共鳴しているような印象でした。


以前来た時は無かったモダンな新館が増築されていて、そちらの広い空間二部屋にインスタレーション作品が設置されていました。
一部屋には、巨大な目をプリントした薄い布が沢山吊り下げられて、その中心には積み上げた古着を金色の覆いで山の形に囲った作品「まなざし」が。
他の部屋は、麦わらが床一面に敷き詰められ、真ん中に大型のスクリーンが吊り下げられていています。
片方にはチリの高原で行われた沢山の風鈴を並べたインスタレーションの映像が、反対側には瀬戸内海に浮かぶ島の森の奥に設置された風鈴のインスタレーションの映像が映射されています。「アニミタス/囁きの森」


展覧会全体としては作品数が少ないのもあり、こじんまりと作品カタログとしてまとめた感じでしたが、東京都庭園美術館とボルタンスキーのコラボとも言える空間を生かした展示方法は面白いと思いました。
「囁きの森」や「心臓音」のおおもとのインスタレーションが設置されている、「瀬戸内国際芸術祭」で知られる瀬戸内海の豊島をいつか訪れたいです。


フナツ記





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